ガステーブルの選び方

POINT5

大バーナーの選択

一般に、2口ガスコンロには、炒め物などに適した強火力の「大バーナー」と天ぷらや煮物などに適した「標準バーナー」の2種類のバーナーが搭載されています。多くの機種で左右どちらか選べるようになっています。
(一部機種では左右選べないものや両側同じバーナーの場合もあります)

据置ガスコンロの隣がすぐ壁の場合は、壁と反対側に大バーナーが来るようお選びください。
どちら側も十分に壁との距離がとれる場合は今使い慣れている側で大丈夫です。

据置ガスコンロの設置条件について

設置するときは可燃物との距離を確実に離す。
距離が近いと火災の原因になります。(火災予防条例で定められていますので、必ず守ってください)
可燃物との距離が守れない場合は必ず別売の防熱板を取り付けてください。
設置後機器の周囲を改装する場合も可燃物との距離を確実に離す。

POINT6

ガス種の選択

ガス種は、大きく分けて プロパンガス(LPG、LPガス) 、 都市ガス があります。 ガス種が違う機器は、見た目は同じでも内部の部品が異なりますので使用できません。

  • プロパンガスは、ガスボンベに入っており、機器は全国共通です。
  • 都市ガスには種類があります。地域、都市ガス会社により異なりますのでご確認ください。
都市ガスの種類 13A 12A 6A 5C L1 L2 L3
主な供給会社 東京ガス・東邦ガス・大阪ガスなど ※特殊なガス種についてをご覧ください

※特殊なガス種について(13A・12A以外の都市ガス)

LPG(プロパンガス)、都市ガス12A・13A以外のガス種は、需要が少ないため受注生産品となります。通常よりも出荷にお時間がかかる場合がありますので予めご了承下さい。
また、P13Aガスはプロパンを原料とした特殊な13Aガスです。通常のプロパンや13A用の機器は使用できません。ご利用のガス会社さんにお問合せ下さい。

ガス器具のお引越し・ガス種変更について

お引越などでガス種が変わった場合など、ご購入後のガス種の変更については、部品を交換することにより可能です。部品代と改造費用が別途必要となります。
ご利用になるガスの供給会社さんにご相談ください。(器具メーカーに依頼できる場合もあります)

ガス器具をご購入の際には、必ずガス種をご確認下さい

ガス器具は、同じ機種でもガスの種類によってガスの圧力が異なるため、部品等が異なる別の品番となります。ガス種を間違えますと不完全燃焼や火災の原因となり大変危険です。
必ずご確認のうえ正しいガス種をお選びください。

POINT7

ガス栓の形状を確認

ガス栓には大きく分けて2タイプあります。まずはキッチンのガス栓の形状をご確認ください。

形状 ホースエンド型 コンセント型

ゴムホースを直接さして、バンドで止めるタイプのガス栓。
ゴムホース、バンドが必要です。

ソケットを使ってカチッとはめるタイプのガス栓。
ゴムホース、バンド、ソケットが必要です。

接続 ガス栓側

赤い線までしっかりとホースを差し込み、バンドで固定します。

ガス栓側

カチッと音がするまでしっかりとソケットを差し込みます。

器具側

赤い線までしっかりとホースを差し込み、バンドで固定します。

ゴムホースの交換時期と長さについて

ゴムホースは使用環境によって劣化の進み方が大幅に異なるため「耐用年数」の明示はありませんが、安全上、ガス会社さんの定期点検時や、据置ガスコンロの購入時に交換をおススメします。

ゴムホースの差込口(器具栓)の位置は機種によって違います。ガス栓の位置と、器具栓の位置をよく確認して、ネジレや折れなど無いように長さを調節してください。
ネジレや折れがあるまま使用するとホースに負荷がかかり、ガス漏れの原因などになる可能性があり危険です。
ゴムホースはハサミでカットする事が可能ですので、長過ぎた場合は切って調整しましょう。

※一般的なキッチンの場合、ガスホースが据置ガスコンロの幅より長くなる事はありません。(ガス栓が高い位置にある場合はこの限りではありません。)

ゴムホースの色について

ゴムホースの色は、ガス種によって異なります。
白色(クリーム色)が都市ガス用、オレンジがLPガス用です。
お手元のゴムホースが、ご利用のガス種と同じか必ず確かめてご使用ください。